2016/10/31『第87回例会』
大阪日本ポルトガル協会第87回例会が10月31日（月）ホテルニューオータニ大阪で開催されました。
今回の講師は、松寿院研究家・種子島家28代当主長女の村川元子氏と、種子島鉄砲館参与の鮫嶋安豊氏。村川氏には、「種子島の女殿様 松寿院―たおやかに 美しく―」と題し、幕末期に三十三年善政を行い、島民から慕われ続けた松寿院の激動の生涯についてご講演をして頂きました。鮫嶋氏には「鉄砲伝来と若狭伝説―国産化の陰に伝わる孝女若狭物語―」と題し、1543年の鉄砲伝来にまつわる、悲しくも愛に溢れる若狭伝説についてご講演頂きました。
種子島の現在に繋がる２つの大きな歴史について深く知る、大変貴重な機会となりました。
また、今回は講演の前に、写真家の山村善太郎氏より種子島を訪れた際に撮影された作品をご紹介いただきました。講演後には、近世女性史研究家 柴桂子氏に松寿院をはじめ、江戸期に活躍した女性のお話を伺いました。
参加者は90名でした。
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